入れ歯が噛めない原因のひとつは「噛み合わせ」です。
噛みやすい噛み合わせの位置は患者さんごとに異なるため、その位置からズレるとうまく噛めなくなってしまいます。噛みやすい入れ歯を作るには、噛み合わせの位置をより正確に把握し、入れ歯に反映させることが不可欠です。
その点当院では、日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」の資格を持つ院長が治療を担当します。噛み合わせ治療のプロフェッショナルで、入れ歯の治療経験は実に15年以上(※)にのぼります。入れ歯治療で著名な川原英雄先生の指導を受け、技術や知識を習得しました。
そんな院長だからこそ、患者さんがしっかり噛める噛み合わせの位置を探し出し、そこに合わせた入れ歯をお作りすることが可能です。入れ歯治療に精通しているプロとして、自費の入れ歯だけでなく保険であっても噛みやすい入れ歯のご提供に努めています。
入れ歯治療をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
※2023年現在
保険診療でも噛みやすい入れ歯をお作りできますが、どうしても限界はあります。「噛みやすい」といっても、保険の入れ歯と自費の入れ歯とでは噛める度合いが異なるのです。
自費の入れ歯には保険診療のような細かいルールはありません。治療法も材料も、患者さんのご希望に合うものを選択いただけます。例えば以下のようなカスタマイズも可能です。
保険診療が「最低限」の治療であるのに対し、自費診療は「最良」を目指せる治療です。自費であれば、より快適な使い心地で見た目が自然な入れ歯を作れます。
また、修理をしながら10年、20年と長期的に使い続けられるのも自費の入れ歯の利点です。保険の入れ歯の場合、こうはいきません。というのも保険の入れ歯は国のルールにより、使える素材が安価なプラスチックと決められているからです。プラスチックは耐久性が低く長持ちしないため、結局何度も作り直すことになります。
保険の入れ歯の作り直しを繰り返すよりも、修理とメインテナンスを通して同じ入れ歯を何十年と使い続けるほうが、患者さんにとってメリットが大きいのではないでしょうか。
当院では、コバルトクロムやチタンなどの金属を使用した「金属床義歯」をおすすめしています。メリットは以下の通りです。
快適な使い心地を長く維持できる点で、金属床義歯を推奨しています。
クラスプ(金属の留め金)を使用しない部分入れ歯「ノンクラスプデンチャー」も、私どもがおすすめしている入れ歯のひとつです。
部分入れ歯では通常、クラスプを残っている歯に引っかけます。しかし、お口を開けた時に外から見えてしまい、入れ歯を入れていると他人に気づかれやすいのが難点です。
一方、ノンクラスプデンチャーはクラスプを使用しないため、入れ歯と気づかれにくい自然な見た目に仕上がります。目立ちにくさから、若い世代の方にも好評です。
そのほか、以下のようなさまざまなメリットがあります。
ノンクラスプデンチャーは、従来の入れ歯のネガティブな面が払拭された入れ歯です。「金具が目立つのが気になる」「初めての入れ歯で悩んでいる」などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
入れ歯や歯の詰め物・被せ物は、歯科技工士という専門職の人間が歯科技工所で作ります。技工所ごとに得意分野が異なるのが特徴で、入れ歯を強みとするところもあれば、詰め物・被せ物の製作に長けたところも存在します。入れ歯を製作するなら、入れ歯が得意な技工所に依頼したほうが良いのは当然のことです。
もちろん当院でも、自費の入れ歯の製作実績が豊富な歯科技工所に依頼し、患者さんにご満足いただける品質の入れ歯を追求しています。治療には、歯科医師と歯科技工士「2人の入れ歯の専門家」の力が必要です。確かな技術を持つ技工所と提携し、一人ひとりに合わせた入れ歯作りに力を注いでいます。
歯科技工士が自費の入れ歯の製作にかける作業時間は、150時間にも及びます。保険の入れ歯だと一般的に5時間程度で、その差は何と30倍です。
技術力のある技工所を厳選し、品質にこだわっている背景には、「より良い入れ歯を患者さんに届けたい」という私どもの思いがあります。一人ひとりのお口にフィットする快適な入れ歯を目指して、経験豊富な技工所と入れ歯のプロフェッショナルである院長が、誠心誠意治療にあたります。
金属の留め金を使用しない、自然な見た目の部分入れ歯です。
違和感や痛みが出にくい点が特徴です。
治療の期間・回数:2~3回
リスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
ノンクラスプデンチャー | 66,000~88,000円(税込) |
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入れ歯の土台となる床(歯ぐきに接する部分)に、コバルトクロムやチタンなどの金属を使用した入れ歯です。
床部分を薄く作れるため、装着時の違和感が少なく耐久性にも優れている点が特徴です。
治療の期間・回数:2~5回
リスクや副作用:破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
金属床義歯 | 220,000~440,000円(税込) |
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残っている歯に金属の土台を被せる内冠と、その土台に適合する外冠を製作します。この内冠と外冠の摩擦力により、安定して外れにくい入れ歯を実現します。
治療の期間・回数:4~5回
リスクや副作用:土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は個人差があります)。内冠を入れている歯は虫歯のリスクが高まります。一度摩擦力が弱まると、修理が困難になる可能性があります。治療時に出血を伴う可能性があります。
コーヌスクローネ | 220,000~550,000円(税込) |
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使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯を作るための「型どり」を行います。
型どりしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯を作ります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~12:30
午後:14:30~19:00
△:13:30~17:00
※祝日がある週の木曜日は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日