最近は、銀歯の安全性や見た目の問題で来院される患者さまが増えてきました。銀歯は保険が適用されて気軽に作れる被せ物ですが、デメリットの部分も広く知られるようになったのでしょう。今回はそんな銀歯に伴うリスクについて、名古屋市港区のまさき歯科医院がわかりやすく解説します。
▼銀歯が良くないと言われる3つの理由
銀歯は、歯を削る量が少なく、費用も安い。強度が高いので壊れにくい人工歯ではありますが、以下の3つの理由から“銀歯は良くない”と言われるようになりました。
◎金属アレルギーのリスクがある
銀歯の負の側面が注目されるきっかけとなったのは「金属アレルギー」です。銀歯はいくつかの金属で構成された合金製なので、その中にひとつでもアレルゲンとなるものが含まれていたら、金属アレルギーのリスクが生じます。しかもお口の中は絶えず唾液によって湿度が100%に保たれているだけでなく、熱いものや冷たいものが通過する場所でもあるので、金属イオンが溶出しやすくなっているのです。実際、銀歯が原因で金属アレルギーを発症している人は全国的にも確認されています。
◎歯茎が黒くなる
銀歯から溶け出した金属イオンは、歯茎に沈着して黒ずみを生じさせます。いわゆる“メタルタトゥー”はそれ自体が身体に直接的な悪影響を及ぼすわけではありませんが、口元の審美性を大きく低下させる要因にはなります。
◎虫歯が再発しやすい
保険診療の銀歯は、自費のセラミック歯と比較すると虫歯の再発リスクが高くなります。それは、歯との適合性が低かったり、装着の際に使用するセメントが劣化しやすかったりするためです。虫歯が再発したら銀歯を外して歯を削り、また一から被せ物を作り直さなければなりません。当然ですが再治療を行うと歯の寿命も縮まります。
▼銀歯は白い歯に変えるべき?
銀歯にはいくつかのリスクやデメリットを伴いますが、とくに大きな問題が起こっていないのであれば急いで白い歯に交換する必要はありません。上述したリスクを今すぐにでも解消したい場合は、セラミック治療を受けるのも良いでしょう。
▼まとめ
今回は、銀歯に伴うリスクについて、名古屋市港区のまさき歯科医院が解説しました。これから銀歯を入れようか迷っている人、あるいは過去に入れた銀歯の取り扱いに困っている人は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。まずはていねいにカウンセリングいたします。
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